Page 93 - HOLEMAKING_catalog_JP_2022
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ユーザーガイド
トラブルシューティング
ヘッド交換時期の判断基準 チッピング(切刃部)
1 マシン主軸の安定性を確認し、工具とワーク確実に固定されているか確認してください。
摩耗量
0.2-0.3 2 送りを下げ、切削速度を上げてください。
3 ビビリが生じる際は、切削速度を下げ、送りを上げてください。
4 高硬度材加工、粗加工、または傾斜面(7°迄)の加工を行う場合、ワーク侵入時と抜け出し時に 刃先交換式穴あけ工具
送りを50-70%下げてください。
5 クーラント供給を確認し、油圧を上げてください。
外部給油の場合、ジェット噴射を調整してください。
チッピング(チゼル)
1 送りを下げてください。
2 クーラント圧を上げてください。
3 ワークのクランプ力を強くしてください。
加工径の変化
逃げ面摩耗
1 切削速度を下げてください。
2 クーラント圧を上げてください。
ランド部摩耗
1 振れが0.03mm以内になるようご確認ください。
2 切削速度を下げてください。
3 高硬度材加工、粗加工、または傾斜面(7°迄)の加工を行う場合、
ワーク侵入時と抜け出し時に送りを50-70%下げてください。
切削力の増加 4 クーラント圧を上げてください。
5 チゼルの刃振れが0.03mm以内になるよう、ご確認ください。
6 安定性を高める為、ワークのクランプ力を強くしてください。
構成刃先
1 送りと切削速度を上げてください。
2 クーラント圧を上げてください。
加工径の変化
Ø > D 新品+ 0.15mm 1 振れが0.03mm以内になるようご確認ください。
D 新品 2 送りを下げてください。
(1) 新品
Ø < D 新品- 0.03mm 3 チゼルの刃振れが0.03mm以内になるよう、ご確認ください。
(2) 摩耗品(要交換)
4 ドリルヘッドが摩耗している場合、ヘッドを交換してください。
5 ワークのクランプ力を強くしてください。
加工面の劣化
6 クーラント圧を上げてください。
加工面の劣化
1 振れが0.03mm以内になるようご確認ください。
Ra
2 送りを調整してください。
3 切屑詰まりにはクーラント圧を上げる、もしくは切削速度を下げてください。
4 クーラント圧を上げてください。
5 チゼルの刃振れが0.03mm以内になるよう、ご確認ください。
6 ステップ加工を行ってください。
7 ドリルヘッドを交換してください。
穴公差 真直度精度
1 下穴加工を行ってください。
組合せ式タイプ(加工深さ:400mm) 2 クーラント供給を確認し、油圧を上げてください。
外部給油の場合、噴射方向を調整してください。
合金鋼/炭素鋼/鋳鉄 3 送りを上げてください。
穴の形状 公差基準 穴位置精度
ドリル径公差 +0.06 mm 1 振れが0.03mm以内になるようご確認ください。
円筒度 0.035 2 マシン主軸の安定性を確認し、工具とワーク確実に固定されているか確認してください。
3 高硬度材加工、粗加工、または傾斜面(7°迄)の加工を行う場合、ワーク侵入時に
真円度 (/100mm) 0.03-0.15 送りを50-70%下げてください。
4 下穴加工(140°)を行ってください。
5 チゼルの刃振れが0.03mm以内になるよう、ご確認ください。
仕上精度 0.6-3.2Ra
加工穴出口のバリ
1 ワーク抜け出し時に送りを50-70%下げて加工を行ってください。
2 ドリルヘッドが摩耗している場合、ヘッドを交換してください。
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在庫状況は、ISCARオンライン(https://webshop.iscar.co.jp/)にてご確認ください。
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