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ユーザーガイド

 推奨加工条件 <コンビカム>
                      トラブルシューティング
 ドリル径 / 送り量
                                      チッピング(切刃部)
                                    1  マシン主軸の安定性を確認し、工具とワーク確実に固定されているか確認してください。
 切削速度  26< ØD <28  29< ØD <32  33< ØD <35  36< ØD <43  44< ØD <50  2  送りを下げ、切削速度を上げてください。
                                    3  ビビリが生じる際は、切削速度を下げ、送りを上げてください。
 Vc
 引張り  被削材No. (1)  [m/min]           4  粗加工、または高硬度/凹凸/傾斜(7°迄)のある表面への加工を行う場合、ワーク侵入時に                                                 刃先交換式穴あけ工具
 強さ  硬度  Vc   Vc   f   f   f   f   f   送りを30-50%下げてください。
 ISO  被削材  状態  [N/mm ]  HB  min  max  min  f max  min  f max  min  f max  min  f max  min  f max  5  クーラント供給を確認し、油圧を上げてください。
 2
 < 0.25 %C  焼きなまし  420  125  1  120 200  外部給油の場合、噴射方向を調整してください。
 ≥ 0.25 %C  焼きなまし  650  190  2        チッピング(チゼル)
                                    1  送りを下げてください。
 低炭素鋼・  < 0.55 %C  焼き入れ、  850  250  3  0.25 0.35 0.25 0.35 0.25 0.40 0.25 0.40 0.28 0.45  2  クーラント圧を上げてください。
 焼き戻し
 鋳鋼・快削鋼                             3  高剛性アダプター(ハイドロチャック、MAXIN、サイドロック)の利用が推奨されます。
 焼きなまし  750  220  4  130 190        4  ワークのクランプ力を強くしてください。
 ≥ 0.55 %C  焼き入れ、                     逃げ面摩耗
 焼き戻し  1000  300  5                 1  適切なヘッドが使用されているか再度ご確認ください。
 焼きなまし  600  200  6                 2  切削速度を下げてください。
 P 低合金鋼・鋳鋼  930  275  7  120 180 0.25 0.33 0.25 0.33 0.25 0.38 0.25 0.38 0.26 0.43  3  クーラント圧を上げてください。
 (合金成分5%以下)  焼き入れ、  1000  300  8      マージン部の摩耗
 焼き戻し
 1200  350  9                       1  適切なヘッドが使用されているか再度ご確認ください。
 焼きなまし  680  200  10                2  振れが0.02mm以内になるようご確認ください。
                                    3  切削速度を下げてください。
 高合金鋼・鋳鋼・工具鋼  焼き入れ、  1100  325  11  100 160 0.25 0.33 0.25 0.33 0.25 0.36 0.25 0.36 0.26 0.41  4  粗加工、または高硬度/凹凸/傾斜(7°迄)のある表面への加工を行う場合、ワーク侵入時に
 焼き戻し                                 送りを30-50%下げてください。
 フェライト/   680  200  12              5  クーラント圧を上げてください。
 ステンレス鋼・鋳鋼  マルテンサイト  90  140 0.12 0.24 0.12 0.24 0.16 0.25 0.18 0.25 0.18 0.30  6  チゼルの振れが0.02mm以内になるよう、ご確認ください。
 マルテンサイト  820  240  13              7  安定性を高める為、ワークのクランプ力を強くしてください。
 M ステンレス鋼・鋳鋼  オーステナイト  600  180  14  90  140 0.12 0.24 0.12 0.24 0.16 0.25 0.18 0.25 0.18 0.30  8  クランプ力が弱い場合は、ドリルボディを交換してください。
 フェライト/  180  15                      構成刃先
 パーライト                              1  送りと切削速度を高めてください。
 ねずみ鋳鉄(GG)                          2  クーラント圧を上げてください。
 パーライト/  260  16
 マルテンサイト
 K  フェライト  160  17  150 250 0.25 0.40 0.25 0.45 0.3 0.50 0.3 0.50 0.35 0.55
 ノジュラ-鋳鉄(FCD)                         加工径の変化
 パーライト  250  18                     1  振れが0.02mm以内になるようご確認ください。
 フェライト  130  19                     2  送りを下げてください。
 可鍛鋳鉄                   Ø > D 新品+ 0.15mm  3  チゼルの振れが0.02mm以内になるよう、ご確認ください。
 パーライト  230  20          D 新品
 非硬化  60  21             Ø < D 新品- 0.03mm  4  ドリルヘッドが摩耗している場合、ヘッドを交換してください。
 鍛造アルミニウム合金                         5  ワークのクランプ力を強くしてください。
 硬化  100  22  160 260 0.3 0.50 0.3 0.50 0.35 0.55 0.35 0.55 0.4 0.60  6  高剛性アダプター(ハイドロチャック、MAXIN、サイドロック)の利用が推奨されます。
 ≤12% Si  非硬化  75  23               7  クーラント圧を上げてください。
 鋳造アルミニ  硬化  90  24
 ウム合金                                 加工面の劣化
 N  >12% Si  熱処理  130  25           1  振れが0.02mm以内になるようご確認ください。
 >1% Pb  快削銅  110  26               2  送りを調整してください。
 銅合金  真ちゅう  90  27          Ra      3  切屑詰まりにはクーラント圧を上げる、もしくは切削速度を下げてください。
                                    4  クーラント圧を上げてください。
 純銅  100  28                        5  チゼルの振れが0.02mm以内になるよう、ご確認ください。
 合成樹脂  29                           6  ステップ加工を行ってください。
 非金属
 硬質ゴム  30                           7  2Mヘッドをお試しください。
 焼きなまし  200  31                       真直度精度
 Fe基
 硬化  280  32                        1  2Mヘッドをお試しください。
 耐熱合金  焼きなまし  250  33               2  下穴加工を行ってください。(別ページ参照)
 S  Ni 又は   硬化  350  34             3  クーラント供給を確認し、油圧を上げてください。
 Co基                                  外部給油の場合、噴射方向を調整してください。
 鋳造  320  35                        4  送りを上げてください。
 400  36
 チタン合金                                穴位置精度
 α+β合金 硬化  1050  37                 1  振れが0.02mm以内になるようご確認ください。
 焼き入れ  55 HRC  38  20  50  0.1 0.16 0.12 0.18 0.14 0.2 0.14 0.2 0.16 0.22  2  マシン主軸の安定性を確認し、工具とワーク確実に固定されているか確認してください。
 高硬度鋼  60 HRC  39                   3  高硬度材加工、粗加工、または傾斜面(7°迄)の加工を行う場合、ワーク侵入時に送りを30-50%下げてください。
 H  焼き入れ                            4  下穴加工(140°)を行ってください。
 チルド鋳鉄  鋳造  400  40                 5  チゼルの振れが0.02mm以内になるよう、ご確認ください。
 鋳鉄  硬化  55 HRC  41
                                      加工穴出口のバリ
 (1)  被削材については、495-524頁をご参照ください。
                                    1  ワーク抜け出し時に送りを30-50%下げて加工を行ってください。
 •  最適な加工条件を決める際は、まず推奨範囲の中間値(赤字)に設定ください。その後、状況に応じて調整を行ってください。
                                    2  ドリルヘッドが摩耗している場合、ヘッドを交換してください。
                                    3  高剛性アダプター(ハイドロチャック、MAXIN、サイドロック)の利用が推奨されます。



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                                                            在庫状況は、ISCARオンライン(https://webshop.iscar.co.jp/)にてご確認ください。




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                HOLE MAKING CATALOG_jp.indb   77
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